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大人のいい子症候群とは|頑張ってるのに生きづらいと感じる方へ

頑張ってるのに生きづらいと感じる方へ

~大人のいい子症候群とは~

              

いい子症候群とは

周りに合わせすぎてしまう生き方の

パターンのことをいう言葉です。

~*~~*~~*~~*~~*~~*~

人に迷惑をかけないように

良くも悪くも目立たないように

ごく普通

透明な空気のように

なれるよう生きてきた

そのために周りの期待には応えようと

頑張ってきたし

人の役に立てるように努力してきた。

それなのに

どこか生きづらさを感じてしまう。

  • 人の顔色を気にしすぎてしまう
  • 本音がなかなか言えない
  • 頑張りすぎて疲れてしまう
  • 断ることに強い罪悪感を感じてしまう
  • 自分の気持ちがわからない、わかるのに時間がかかる

このような状態を

「いい子症候群」と呼ぶことがあります。

いい子症候群は病気ではありません

いい子症候群は病名ではありません。

性格の問題でもありません。

いい子症候群とは、

周りの期待に応えようとして

「いい子」でい続けることで

生きづらさを感じてしまう

状態をいう言葉です。

心理学的には

人に合わせすぎてしまう生き方のパターン

として説明されることもあります。

多くの場合

子どもの頃の親子や家庭環境の中で

「いい子でいよう」

とする生き方が

自然と身についた結果として起こるものです。

そしてこのような生きづらさは

隠れアダルトチルドレンと呼ばれる状態

関係していることもあります。

「透明な空気のように」生きてきたひと

人に迷惑をかけないように

周りの空気を乱さないように

まるで

透明な空気のように

生きてきた人もいるかもしれません。

子どもの頃から、

「目立たないようにしよう」

「迷惑をかけないようにしよう」

と気をつけてきた人がいます。

周りの人から見ると

  • 優しい
  • 真面目
  • いい子

と思われることが多いでしょう。

しかしその一方で

自分の気持ちを後回しにしてしまい

知らないうちに疲れてしまうことがあります。

自分の存在を

透明な空気のようにしてしまう生き方

とも言えるかもしれません。

そしてこのような生き方は、

「いい子症候群」と呼ばれる状態と

関係していることがあります。

これまで

「透明な空気のように」

生きてきた方もいるかもしれません

しかし本来は

無理に自分を消す必要はありません。

いい子症候群の特徴(よくある傾向)

いい子症候群の方には

いくつか共通する傾向があります。

すべての方に当てはまるわけではありませんが

いい子症候群の特徴として

次のような傾向が見られることがあります。

人に合わせすぎてしまう

周りの空気をよく読み、

相手がどう思うかをとても大切にします。

そのため、

人の気持ちを考えすぎてしまい

自分の意見を言うことがむつかしくなることがあります。

頼まれると断れない

本当はむつかしいと感じていても

相手をがっかりさせたくない

迷惑をかけたくない

という気持ちから

つい引き受けてしまうことがあります。

その結果

自分が無理をしてしまい

後から疲れてしまうこともあります。

人に嫌われるのが怖い

人に嫌われてしまうのではないかと

強く気にしてしまうことがあります。

相手の気持ちを大切にするあまり

「こう言ったら嫌われるかもしれない」

「迷惑だと思われるかもしれない」

と考えてしまい

自分の気持ちを言うことが

むつかしくなることがあります。

そのため

本当は違うと思っていても

相手に合わせてしまったり

自分の意見を飲み込んでしまうこともあります。

こちらのページではチェックリスト形式で

まとめていますので

自分の生き方の傾向を知るヒントとして

参考にしてみてください。

▶大人のいい子症候群チェックリスト

長女に多い「いい子」の生き方

長女として育った人の中には

「いい子でいよう」とする意識が

自然と強くなることがあります。

小さい頃から

  • しっかりすること
  • 下のきょうだいの面倒を見ること
  • 親の期待に応えること

を求められることが多いためです。

そのため、

「迷惑をかけないようにしよう」

「親を困らせないようにしよう」

という気持ちが自然と強くなることがあります。

その結果、

自分の気持ちを後回しにしてしまい

知らないうちに疲れてしまうこともあります。

こちらの相談室でも

長女として育った方からの

ご相談は少なくありません。

もちろん長女に限ったことではありませんが

長女の方に「いい子症候群」の傾向が

見られることも多いように感じています。

このような生きづらさは

「隠れアダルトチルドレン」と呼ばれる状態

関係していることもあります。

家族の中で「いい子」

の役割になることもある

家庭の中で

自然と役割のようなものが

できることがあります。

例えば

きょうだいの中に

  • 感情の激しい人
  • 問題を起こしやすい人

がいると

もう一人の子どもが

「いい子でいよう」

となることがあります。

親を困らせないように

家の中がこれ以上大変にならないように。

そのような気持ちから

  • 我慢する
  • 目立たないようにする
  • 親の期待に応えようとする

という生き方が身につくこともあります。

このようにして

「いい子」の役割を担う

ようになる人も少なくありません。

大人になってから困ること

子どもの頃に身についた

「いい子」の生き方は

大人になってから生きづらさとして

現れることがあります。

例えば

次のような悩みにつながる

ことがあります。

人に頼まれると断れない

本当はむつかしいと感じていても

相手をがっかりさせたくない

という気持ちから

つい引き受けてしまうことがあります。

その結果

自分が無理をしてしまい

疲れてしまうこともあります。

人に合わせすぎてしまう

相手の気持ちを大切にするあまり

自分の意見を言うことが

むつかしくなることがあります。

そのため

人と一緒にいると疲れてしまうこともあります。

自分の気持ちがわかりにくい

周りにことを優先してきたため

「自分はどうしたいのか」が

わからなくなることがあります。

頑張りすぎてしまう

人の役に立とうとする気持ちが強く

気づかないうちに

自分に無理をさせてしまうことがあります。

人間関係で疲れてしまう

周りに気をつかいすぎてしまうため

人と関わること自体が

負担になってしまうことがあります。

なぜそうなるのか

多くの場合

子どもの頃の親子関係や家庭環境の中で

少しずつ身についた生き方です。

例えば

  • 親の期待に応えようとする
  • 親を困らせないようにする
  • 家の中がうまくいくように気を使う

このような経験の中で

「いい子でいよう」

という生き方が自然と

身についていくことがあります。

子どもにとって

親との関係はとても大切なものです。

そのため

親に認められたい

嫌われたくない

困らせたくない

という気持ちから

自分の気持ちを抑えるように

なることもあります。

その生き方が大人になってからも続くと

頑張っているのに生きづらさを感じてしまう

ことがあります。

いい子でいることは

本来悪いことではありません。

人に優しくできること

周りを思いやること

頑張れること

それ自体は

とても大切なことです。

ただ

いつも自分の気持ちを

後回しにしてしまうと

どこかで心が疲れてしまうことがあります。

「どうしてこんなに生きづらいんだろう」

「頑張ってるのに、なぜか苦しい」

そんな気持ちを抱えている方の中には

子どもの頃から身についた

「いい子」の生き方

が影響していることも少なくありません。

そのような生きづらさは、

隠れアダルトチルドレンと呼ばれる状態

関係していることもあります。

いい子症候群と隠れアダルトチルドレン

アダルトチルドレン

という言葉を聞くと

家庭環境がとても厳しかった人や

強いトラウマを抱えた人

のことを想像する方もいるかもしれません。

しかし実際には

外から見ると特に問題がなさそうに

見える家庭で育った方でも

  • 親の期待に応えようとしてきた
  • 周りに気を使いすぎてしまう
  • 自分の気持ちを後回しにしてしまう

といった生き方が身についている

ことがあります。

そのような方は

周りからは

「しっかりしている人」

「いい人」

「頑張り屋」

と思われることも多く

いつもニコニコしているために

苦しい辛いと伝えても冗談のように

受け取られたりして

生きづらさが周囲から見えにくく

なってしまうのです。

そのために

「隠れアダルトチルドレン」

と呼ばれることがあります。

隠れアダルトチルドレンについては

次のページでもう少し詳しく説明しています。

▶隠れアダルトチルドレンとは~親が毒親じゃないのに生きづらい方へ~

生きづらさは少しずつ

変えていくことができます

いい子症候群のような生き方は

長い時間のなかで

身についてきたものです。

そのため

「すぐに変えなければいけない」

というものではありません。

まずは自分が

どのように頑張ってきたのか

どのような気持ちを抱えてきたのかを

ゆっくり見つめていくことが大切です。

カウンセリングでは

基本的には対話を大切にしながら

進めていきます。

無理に気持ちを変えようとしたり

急いで何かを解決しようとするのではなく

「本当はどう感じているのか」

「どんな気持ちを抱えてきたのか」

を少しずつ言葉にしていきます。

また、必要に応じて

心や身体の反応にも目を向けながら

無理のない形で進めていくこともあります。

「頑張っているのに生きづらい」

そのように感じている方が

少しずつ安心して

自分らしく過ごせるようになることを

大切にしています。

相談を考えている方へ

もし

  • 人に合わせすぎてしまう
  • 頼まれると断れない
  • 自分の気持ちがわからなくなる
  • 頑張っているのに疲れてしまう

そのような生きづらさを

感じているのなら

カウンセリングで整理していくことが

役に立つこともあります。

こちらのカウンセリングでは

隠れアダルトチルドレンや親子関係をテーマに

ご相談をお受けしています。

詳しくは次のページでも説明しています。

▶隠れアダルトチルドレンとは~親が毒親じゃないのに生きづらい方へ~

▶大人のいい子症候群チェックリストはこちら