無視する夫への対処法、不安な気持ちをどうのりきる?
~離婚を考える場合と考えない場合~

夫に無視されると、
「何か悪いことをしたかな。」
「何を謝ればいいんだろう。」
「どうすれば元に戻るんだろう。」
そんなことばかり考えてしまう方も
少なくありません。
最初は、
「少し時間をおけば大丈夫かな。」
と思っていても、
何時間も返事がない。
家の中で話しかけても
返事をしてくれない。
こちらを見ることもなく
黙ったままでいる。
そのような状態が続くと、
だんだん不安が大きくなっていきます。
そして、
何とか元に戻そうとして、
謝る。
機嫌を取る。
何度も話しかける。
LINEを送る。
自分の気持ちを伝えようとする。
そのようなことを
繰り返してしまうことがあります。
ですが、
その場では仲直りできたとしても、
しばらくすると
また同じことを繰り返してしまう。
そのような夫婦は
少なくありません。
もちろん、
夫が無視をすること自体に
問題がある場合もあります。
ですが、
同じように無視をされても、
そこまで気にならない方もいれば、
眠れなくなるほど
苦しくなってしまう方もいます。
その違いは、
夫の態度だけでは
説明できません。
この記事では、
なぜ夫は無視をするのか。
無視されると
なぜここまで不安になってしまうのか。
そして、
その苦しさと
どのように向き合っていけばよいのか
について、
一緒に考えていきたいと思います。
なぜ夫は無視するのか
夫が無視をする理由は、
一つではありません。
怒りを表現している場合もありますし
話し合いが苦手で
黙ることでしか気持ちを表せない方もいます。
また
相手をコントロールするために
無視をする方もいます。
もちろん
どれが当てはまるのかは、
実際に話を聞いてみないと
わかりません。
ですが
共通していることがあります。
それは
無視は話し合いではない
ということです。
本来であれば、
怒っている。
悲しい。
傷ついた。
そうした気持ちは
言葉で伝えながら
二人で解決していくものです。
ですが
無視をする方は
言葉ではなく、
距離を置くことや
黙ることによって
気持ちを表現しようとします。
そのため
無視をされた側は、
何が起こっているのか
わからなくなります。
理由がわからない。
いつ終わるのかわからない。
何をすれば元に戻るのかわからない。
だからこそ
不安が
どんどん大きくなってしまうのです。
無視されると不安になってしまう理由
ですが
ここで一つ
考えてほしいことがあります。
それは
同じように無視をされても、
「放っておこう。」
と思える方もいれば、
「私が悪かった。」
と苦しくなってしまう方もいる
ということです。
もし
夫が黙っているだけで
眠れなくなるほど苦しくなる。
何も手につかなくなる。
何度も謝りたくなる。
そうであれば
夫の態度だけでなく
あなた自身の感じ方も
苦しさと関係しているかもしれません。
子どもの頃から
親の機嫌を気にしてきた方。
怒られないように。
嫌われないように。
相手に合わせることが
当たり前になっていた方は、
相手が少し不機嫌になっただけでも
「自分が悪かった。」
と考えやすいことがあります。
すると
夫が無視をすると
「また私が悪かった。」
「早く何とかしないと。」
という気持ちが
強くなってしまいます。
その結果
夫の機嫌を直そうとすることばかり
考えてしまうのです。
やってはいけない対応
無視をされると
ほとんどの方は
不安になります。
だからこそ
早く元に戻したくなります。
ですが
その不安のまま行動すると
かえって関係が
悪化してしまうことがあります。
例えば
何度も謝る。
何度も話しかける。
LINEを送り続ける。
「どうして無視するの?」
と問い詰める。
機嫌を取ろうとする。
これらは
一見すると
関係を良くしようと
しているように見えます。
ですが
実際には
自分の不安を早く消したい
という気持ちから
行動していることが多いです。
もちろん
その気持ちは
自然なものです。
不安で苦しいのですから
何とかしたくなるのは当然です。
ですが
不安になるたびに
夫が安心させてくれることを
求めるようになると、
安心できるかどうかが
夫の反応次第になってしまいます。
すると
夫が返事をすれば安心する。
また無視されると苦しくなる。
ということを
何度も繰り返してしまう
ことになります。
その結果
夫婦関係そのものが
夫の態度によって
気持ちが大きく揺れ動く関係に
なってしまいます。
だからこそ
まず大切なのは
不安なまま
すぐに行動しないで
いられるようになることです。
すぐに解決しようとするのではなく
一度立ち止まること。
それが
これからお伝えする対処法の
第一歩になります。
無視する夫への対処法
では実際に
どう対応すればいいのか
気になるかと思いますが
その前に一つ
知っておいてほしいことがあります。
それは
離婚を考えている方と
離婚を考えていなくて
関係を続けたいと思っている方
とでは
少し対応が変わってくるということです。
それでは
それぞれの場合における
対応について見ていきましょう。
離婚を考えている場合
もし
「もう離婚も考えに入れている。」
というのであれば、
一つの方法として
距離を置いてみることがあります。
たとえば
別居という形を
選ぶ方もいます。
これは
相手を困らせることが
目的ではありません。
一度距離を置くことで
相手が
この関係を見直そうとするのか。
それとも
今までと変わらず
あなたを責め続けたり
無視を続けたりするのか。
その反応を
落ち着いて見ていくためです。
無視をする方の中には、
「あなたは離れていかない。」
という前提で
行動している方もいます。
ですが
実際に距離ができることで
初めて
「このままではいけない。」
と考え始める方もいます。
一方で
距離を置いてもなお
「全部あなたが悪い。」
という態度を変えない方もいます。
そのような反応を見ることで
今後も関係を続けられる相手なのかを
少し冷静に考えやすくなります。
もちろん
すぐに離婚を決める必要はありません。
ですが
相手がどのように
向き合おうとするのかを知ることは、
これからの人生を考えるうえでも
大切な判断材料になります。
離婚を考えていない場合
一方で
「離婚までは考えていない。」
「できれば関係を続けたい。」
という方も
多いと思います。
その場合
まず知っておいて
いただきたいことがあります。
それは
話し合えば
必ずわかり合えるとは限らない
ということです。
もちろん
話し合いができる相手であれば
お互いの気持ちを伝え合いながら
少しずつ
関係を変えていくこともできます。
ですが
無視という形で
気持ちを表現する方は
もともと
自分の気持ちを言葉で伝えることが
苦手なことが多いです。
怒っている。
悲しい。
傷ついた。
そうした気持ちを
うまく言葉にできず
黙ることでしか
表現できない方もいます。
そのため
「ちゃんと話し合おう。」
「どうして無視するの?」
と何度も求めても
相手にとっては
それが大きな負担になり
さらに距離を
取ろうとすることになります。
だからといって
あなたが我慢し続ければいい
ということではありません。
大切なのは
相手を変えようとすることと
自分がどう関わるか
を分けて考えることです。
相手が話し合える人になるかどうかは
あなたが努力して
変えられるものではありません。
ですが
その相手と
どのくらいの距離で関わるのか。
何を受け入れ
何は受け入れないのか。
その境界線は
あなた自身が決めていくことができます。
そのような距離感を
少しずつ考えていくことが
関係を続けるうえでも
大切になってきます。
ですが
ここまで読んで
「それはわかったけれど
不安になってしまうのはどうするの。」
と思う方も
いるかもしれません。
実際には
同じように夫から無視をされても
そこまで気にならない方もいれば
眠れないほど
苦しくなってしまう方もいます。
その違いは
夫の態度だけでは
説明できません。
では、なぜあなたは
ここまで
自分を責めてしまうのでしょうか。
なぜあなたは自分を責めてしまうのか
ここまで読んで
「夫が無視する理由も
どう対応すればよいかも
少しわかった。」
そう感じた方も
いるかもしれません。
それでも
「やっぱり私が悪かったのかな。」
という考えが
頭から離れない方も
いるかと思います。
実は、そこに
あなた自身のこれまでの経験が
関係していることがあります。
子どもの頃から
親の機嫌を気にして育ってきた方。
怒られないように。
嫌われないように。
相手に合わせることが
当たり前になっていた方。
そのような方は
何か問題が起こると
まず
「相手が悪い。」
ではなく
「自分が悪い。」
と考えやすくなります。
親が不機嫌になるたびに
「親がおかしい。」
と思っていると
子どもとしては
安心して生活できなく
なってしまいます。
だから
「自分が悪いんだ。」
「もっと頑張ればいいんだ。」
そう考えることで
その環境を
やり過ごしてきたのかもしれません。
その考えが
大人になってからも
続いてしまっているために
夫が黙る。
返事をしない。
機嫌が悪そうに見える。
それだけで
「悪いことしたかな。」
「何がいけなかったのかな。」
という思いが
自然と出てきてしまいます。
そして
相手の態度の原因が
わからないことへの不安に
耐えられず
謝る。
顔色をうかがう。
何度も連絡をする。
という行動につながります。
人は
理由がわからない状態が続くと
何とか答えを見つけようとします。
答えがすぐに見つからないと
不安になってしまい
その不安を
すぐに解決しようと
してしまうために
自分が悪いのかな
何がいけなかったのかな
と考えてしまいます。
不安なままでいる苦しさを
すぐに解決できないと
さらに考え続けてしまい
不安はどんどん大きくなってしまいます。
そのため
夫への対応だけを変えても
同じことを
繰り返してしまう方が少なくありません。
なので、まず必要なのは
「夫に対して
どうすればいいのか。」
だけでなくて
「出てきた不安と
どう向き合ったらいいのか。」
ということを
理解していくことです。
夫の無視から引き起こされる不安をどうすればいいのか
「じゃあ
不安になったらどうすればいいの?」
と思うかもしれません。
「どうすればいいか」
をお伝えする前に
知っておいてほしい
大切なことがあります。
それは
不安は
すぐに解決しなければならない
ものではない
ということです。
夫に無視されると
「どうしたら元に戻るだろう。」
「何を謝ればいいんだろう。」
「今すぐ何とかしなきゃ。」
そんな気持ちになるかもしれません。
だから
何度も話しかけたり
LINEを送ったり
謝ったり
機嫌を取ろうとしたくなってしまいます。
ですが
その行動は
夫と向き合っているようでいて
実際には
自分の不安を早く消したい
という気持ちから
行動している
とも見ることができます。
もちろん
その気持ちは
とても自然なものです。
誰でも
苦しい気持ちは
早く終わらせたいと思います。
ですが
その不安を
相手に解決してもらおうとすると
相手の反応によってしか
安心できなくなってしまいます。
夫が優しくしてくれた日は安心する。
返事がない日は苦しくなる。
機嫌が良ければ落ち着く。
また無視されると苦しくなる。
そのように
安心できるかどうかが
夫次第になってしまいます。
これでは
いつまでたっても
心が休まりません。
では
どうすればいいのでしょうか。
大切なのは
不安をなくすことではなく
不安を抱えたままで
いられるようになることです。
最初は
とても難しく感じると思います。
ですが
「今、自分は不安なんだな。」
「何とかしたくなっているんだな。」
そう気づくだけでも
大きな一歩です。
そして
その不安があるからといって
すぐに夫へ連絡する。
謝る。
顔色をうかがう。
という行動を
少しだけ待ってみる。
すると
不安は苦しいものではありますが
時間とともに
少しずつ変化していく感覚
が少しずつわかってきます。
もちろん
何もしないことが
正しいという意味ではありません。
話し合うことが必要な場面もあります。
距離を置くことが必要な場面もあります。
ですが
不安に飲み込まれた状態で決めたことは
あとから
「また同じことをしてしまった。」
と後悔することも少なくありません。
だからこそ
まずは
不安を抱えられる状態
を作ること。
そのうえで
夫とどう向き合うのか。
この関係を続けていくのか。
どのような距離で関わるのか。
そのようなことを
少しずつ考えられるようになることが
大切です。
実は
カウンセリングでも
最初から
「夫をどう変えるか。」
を考えることは
あまりありません。
まず取り組むのは
あなた自身が
自分の不安や苦しさを
少しずつ
抱えられるようになることです。
それができるようになると
不思議なことに
夫の態度に振り回されることが
少しずつ減っていきます。
そして
「本当にこの関係を続けたいのか。」
「どこまで受け入れて、
どこからは受け入れないのか。」
そのようなことも
以前より
落ち着いて考えられるようになっていきます。
だからこそ
大切なのは
夫を変えることよりも
まず
あなた自身が
不安を抱えられるようになること。
それが
これからの関係を考えていくための
土台になっていくのです。
一人で抱え続けることが難しいと感じた方へ
ここまで読んで
「自分にも当てはまるかもしれない。」
そう感じた方も
いるかもしれません。
これまで
夫が変わってくれれば。
もっと優しくしてくれれば。
無視をやめてくれれば。
そう思い続けてきた方も
少なくないと思います。
もちろん
夫婦関係ですから
相手の変化も
大切です。
ですが
自分を責めることを繰り返し
不安になるたびに
何とか安心しようとしてしまう状態では
相手が少し変わったとしても
また同じように
苦しくなってしまいます。
だからこそ
まずは
自分の不安や苦しさを
少しずつ抱えられるようになること。
それが
これからの夫婦関係を考えていくための
土台になります。
ですが
それを一人でやろうとしても
思うように進まないことが
少なくありません。
なぜなら
自分では
「また自分を責めている。」
「また相手に安心させてもらおうとしている。」
ということに
気づきにくいからです。
頭では
「考えすぎないようにしよう。」
と思っていても
気づけばまた
相手の機嫌ばかりを
気にしてしまう。
そのようなことを
何度も繰り返してしまいます。
それは
あなたの意志が弱いからではありません。
これまで
そのように生きてくるしか
なかったからと思ってください。
カウンセリングは
夫を悪者にしようとしたり
あなたに我慢を勧めようとするところでは
ありません。
夫婦関係を整理しながら
あなたが
どのようなときに
自分を責めてしまうのか。
どのようなときに
不安が強くなるのか。
その背景には
どのような経験があるのか。
そうしたことを
一つずつ整理しながら
少しずつ
自分で不安を抱えられる状態
を目指していきます。
すると
夫の反応だけで
気持ちが大きく揺れることが減り
以前より落ち着いて
相手との距離や
これからの関係についても
考えられるようになっていきます。
もし、
今、
「このままでは苦しい。」
「同じことを何度も繰り返してしまう。」
そう感じているのであれば
一人で抱え込まず
一度ご相談ください。
あなたが
夫との関係だけではなく
これからの人生そのものを
少しずつ安心して歩めるよう
一緒に整理していけたらと思っています。
関連ページ
「夫との関係を変えたい」
と思っていても
その背景には
子どもの頃から身についた考え方や
人との関わり方が
関係していることがあります。
さらに詳しく知りたい方は
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▶ 隠れアダルトチルドレンとは
~親が毒親じゃないのに生きづらい方へ~
また
「夫以外の人にも相談したいのに
なかなか頼ることができない。」
「一人で抱え込んでしまう。」
という方は
こちらも参考になるかもしれません。
ここまで読んで
「夫への対処法は少し分かってきたけど
自分自身の不安や考え方について
もう少し整理してみたい」
そう感じている方も
いるかと思います。
これまでにも
本を読んだり
ネットで調べたり
自分なりに考えたりしながら
いろいろなことを試してきたけれど
それでも
「まだ何か違う」
「もう少し何かあるような気がする」
そんなふうに感じている方は
こちらのページをご覧ください。
▶ ここまで自分と向き合ってきたけれど、まだ何か違うと感じる方へ
